中学生へ「いのちの力」「いのちのつながり」を話し伝えることで自己肯定感を高め、体験を通して大切に育てられたこと、生まれてきたことに喜びを感じてもらう、子育て体験学習『いのちの講座』。川越市委託事業として行われています。
今年度は、コロナ以前と同じように新生児~1歳くらいまでの赤ちゃんとママ・パパに中学校へ訪問してもらい、中学生との交流をする「赤ちゃんゲスト」を復活することに! でも…協力してくれる赤ちゃん・ママ・パパは果たして集まるだろか…そんな不安の中で始まった赤ちゃんゲストの募集。
LINEの登録をお願いし、初回の説明会はなんと16組も参加! スタッフはもう嬉しくて嬉しくて、涙が出ました。
その後も登録者は増え続け、川越、狭山など近隣市からも含め約130組のゲストさんに協力していただけました♪
ふれあい交流は、赤ちゃんとママ・パパの無理のないカタチで。
中学生は、抱っこをさせてもらったり、お子さんをあやしたり。それぞれのグループで十人十色のふれあいがありました。
また、お腹の部分に約4キロの水袋を入れた「妊婦エプロン」を使った妊婦体験も同時に行いました。お腹の中に赤ちゃんがいる生活ってどんな風になるんだろう…と感じてもらう体験です。お腹の大きな妊婦さんが階段を上ったり、家事をしたりするのはとても大変。そんな体験をすることで、””相手を思いやる心””も養われています。
体験学習のあとには、誕生学🄬講師による「いのちの話」を聞きます。自分がどんな風に生まれてきたのか、どんなに大切に育てられてきたのか…。人形やパネル、動画教材を使い、命の大切さを中学生にわかりやすく伝える授業です。生徒も先生もとても真剣に聞いているのが印象的でした。
この事業も始まってから14年が経ち、体験をした生徒が親となり参加してくれることも。そんないのちのバトンをつなぐ素敵な事業になっています。
令和6年度も子育て体験学習を実施予定です。
令和5年度川越市委託事業として市内全22校、狭山市委託事業として市内全8校、ほかに鶴ヶ島市1校、日高市1校(誕生学講義のみ)の依頼もあり、計32校で実施しした